2018 01,28 19:36 |
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住野 よるさん作です。
なぜこの本を知り、借りたのか不明です。 読み始めて今までのハウツーものや、小説のように引き込まれることもなく 淡々と読んでいったのに、最後はもう、これ一筋で 読み終わるまで何もできずに一気読みでした。 クラスで浮いた存在のなっちゃんが 高校生や若い女性や、おばあちゃんと出会って行きます。 今で言う、発達障害のような所のある彼女は友達がいませんが 隣にすわる絵のうまい内気な 桐生君とは仲良しで、彼のおとうさんが万引きをして 学校にこられなくなったことで一層仲良くなります。 最後は彼にプロポーズされます。 不思議な小説でした。 でも、さわやかです。 PR |
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2018 01,28 17:56 |
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医師の長尾和宏氏と、役人の近藤誠氏の往復書簡の形をとっています。
家族がぼけて相談にくる。 でも、ぼけている本人はにこにこしている。 困っているのは家族で本人ではない。 ぼけた親が一晩中、歌をうたって眠れないと いう。 睡眠薬を処方する。親にではなく、家族に。 歌っている親は何もこまっていないので。 ホームで、ちゃらくて、技術もうとく 役に立たない介護士がいた。困りはてて あのお風呂嫌いのおばあちゃんを入浴させられたら 首にしないと話した。 介護士は、おばあちゃんと2人で裸になって 一緒にお風呂に入ってしまった。 そしておばあちゃんが介護士の背中をあらった。 まわりはおばあちゃんにそんな力があるのにおどろいた。 お風呂からあがって2人でビールを飲んでいる。 おばあちゃんのおごりで。 先によっぱらった介護士を、おばあちゃんが ねかしつけて介護していた。 これだけのはなしで、どうやってお風呂にはいることになったのかは 書いていないのですが「僕はお風呂がきらいだ。 でもおばあちゃんが背中をあらってくれるのなら、はいる」とでも いったのでしょうか。 昨日の事もわすれるぼけたひとでも海外旅行も一緒に行っている人もいる。 昨日の観光地はわすれても、一緒にいってたのしかったという 記憶だけは残るので充分だろうとのこと。 目から鱗の色々でした。 |
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2018 01,25 07:58 |
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小川糸さんです。
すぐに、かたつもり食堂も早くよみたい!と思いました。 ページが減っていくのが惜しいような本でした。 鎌倉の地図がのっていてだいすきなちょうちょのクッキーのある ベルグフェルドもあり、文中にもソーセージのことが 少し出てきます。 是非ソーセージも買ってきたいです。 文具店というのですが手紙の代筆を二代目の若い女性がしています。 手紙は自分で書くからいいのだとおもっていたのですが おいしいお菓子をとどけたくて、おいしいお店のものをもっていくように 手紙もおなじだというくだりで、なるほどと思いました。 いろいろな文字も登場しますが、ハッピーエンドなのもなおよかったです。 |
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2018 01,25 07:54 |
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松生恒夫さんの著作です。
タイトルは大事だなと思います。 こうしてずばりと切りつけられると手にとってみたくなります。 ヨーグルトが腸によいといわれていますが、ヨーグルトは牛乳からつくられるものは、動物性で、こちらは、植物性とのこと。そしてこれが大事とのことです。 お漬け物は塩分があるし・・ともおもうのですが、お漬け物をたべるのは 簡単でおいしくて、これを推奨してもらうのはありがたいことでした。 もともと日本人は、ご飯とお漬け物をたべてきていました。 イタリアの地中海の食事がよいといわれてオリーブオイルもはいってきていますが 日本人の腸にはお漬け物がよいということが書かれています。 |
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2018 01,19 12:55 |
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現在九十四歳になられた佐藤愛子さんの90歳をすぎたころの著作です。
金(きん)がほしいのに、何でも売って欲しいとよくかかってくる電話。 私も何でもいいのかと真に受けてしまい、金目の物と言い寄られなかなかかえってもらえなかったことがありますが、佐藤さんは、どんな人が次はくるかと、楽しんでおられます。 金目の物しか入らない人に強引に宇野千代さんの本をあげたり、お腹の調子がイマイチというひとに スイカをたべさせたり・・・人生楽しんでおられるのがつたわってきます。 面倒と思わず、相手をするところが元気の秘訣かと思いました。 |
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2017 12,31 15:29 |
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佐藤正午さんの直木賞作品です。
こんな小説はじめて、そして大晦日だというのに 読み出したらとまらなくなってしまいました。 2日で読み終わって又最初から読みたくなっています。 凄い話ですが、絶対ないともいいきれない・・・ 瑠璃という娘は27歳で事故とも自殺ともわからない死に方をしたあと、 何度も他の家庭でうまれて、高熱をだしたあと、最初の瑠璃の記憶が よみがえっているようです。 27歳で、夫のいた瑠璃は、大学生と仲良くなり、その大学生に 会おうとしますが、またしても事故でなくなったりをくりかえし 小学生の今度の瑠璃がやっと会えます。 当時の大学生も、彼女がわすれられず離婚をして 再会をまっていました。 「ずっと待っていたよ」ということばで 会いに来た小学生の瑠璃にあうところで おわります。 村上春樹の、青豆が最後にずっとお互い意中だったふたりと 会えるのがちょっと浮かびます。 面白い小説でした。 佐世保から北大中退という佐藤さんの他の小説も興味がわきます。 |
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2017 12,30 16:35 |
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恩田陸さんです。
これで4冊目ですが、蜂蜜には及びませんが、これは 手元において何度も読みたいと思った珍しい本でした。 まずハッピーエンドでさわやかなこと、登場人物が 1人を除いて「いいひと」であること。 おかしな1人もみんながわかっていること。 主人公のたかこと、義兄弟の同級生の心の動きが丁寧に 書かれていて、しかも応援団が両方にいて さわやかな青春小説でした。 |
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2017 12,30 16:33 |
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つばた 英子さんの写真と著作です。
「人生フルーツ」という映画の老夫婦のていねいな暮らしぶりの本が数冊でていて その一冊です。 名古屋の公団の設計にたずさわった御主人と、そのあと、 理想の森の家に住む2人の人生の映画をみながら 知り合いの亡くなったお父さんが同じく名古屋の公団の 設計者だったので、きっと一緒に働かれたのだろうと 感慨深く見ました。 改めて本を手にして、ただひとつマネをしたのが タオルをエプロンのように腰に巻くこと。 これは便利でしたが、ウエストがぱんぱんですぐはじけてしまいました。 家でつくった野菜をジュースにして、野菜のきらいな 御主人にのんでもらっていて、奥さんは毎朝パン、御主人はごはんと 手間のかかる朝食を丁寧につくっていた映画と同じシーンがありました。 御主人は撮影中になくなられました。 はたけ仕事のあと、昼寝からさめないという最高の最期でした。 奥様がお元気で同じように最後まで動ける体でありますようにと 願っています。 |
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2017 12,25 13:47 |
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稲垣えみ子さんの著作です。
福島原発事故から、電気の使用に考えがかわり まず、掃除機を捨てます。 掃除が嫌いだと思っていたのですが、掃除機がきらいだった、 ほうきとぞうきんなら全く苦にならないことに 驚きます。 そのあと、洗濯機、冷蔵庫、レンジも捨てて 最後はパソコン、スマホ、電灯、ラジオだけの生活に入り、 朝日新聞社の仕事もやめてしまいます。 「寂しい」というのは反語で、とても充実していきいきと楽しくくらして おられるおがわかります。 冷蔵庫がないので、野菜はおひさまに干してもたせる。 なすは熱いほどになること、もやしはなくなるほど、かわいて ほとんどが水分だったとわかったこと。 そしてお風呂もやめて、銭湯にいくことになり、銭湯の 社会性や、コミュニケーションの場のありがたさも わかっていきます。 まねはできないけれど、おひつにいれたご飯がおいしいこと、 レンジより蒸したほうがおいしいことなど、ちょっとまえまで そうだったなぁと思います。 冷蔵庫がないから買い置きもしないし、ストックもない。 洋服もフランス人なにみ10着、洗濯も毎日手であらうので 余分にいらない、絞りにくいバスタオルもいらない・・・ シンプルな生活がみえてきます。 すばらしいです。やっぱりまねはなかなかできないけれど・・がつきますが・・・。 |
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2017 12,25 09:52 |
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漫画家の上田惣子さんの漫画での解説です。
公的なものは最大に利用すべきだということ、本当にその通りだと思います。 税金の優遇は他にみられないです。 その上で足りない分を補填というのも納得でした。 |
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2017 12,23 21:55 |
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とてもほのぼのして、その断片を何度もおもいだしてしまう
映画でした。 金持ち家族の母親は、昔、駆け落ちまでしたが 親の勧める結婚をし、幸せにはしているが昔の彼氏を遠くからながめていることを ふたりの男性の間で揺れ動く娘に打ちあけます。 娘は、貧しい青年をえらび、幸せに暮らし、 晩年、認知症になって誰もわからなくなりますが その夫にいつまでも愛され、ときどき、意識がもどります。 彼女はすばらしい選択をしたのだということがわかります・・・・。 |
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2017 12,23 21:51 |
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ふたりの息子の母親と、三人の娘の父親が
子供共々仲良くなっていくようすです。 子供たちと互いの親が仲良くなっていき、 2人も距離がちぢまる。 母親の同僚と、父親の上司も5人の子連れながら 仲良くなるというダブルハッピーでした。 |
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2017 12,23 21:48 |
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先日亡くなってしまったフォーククルセダーズのはしだのりひこさんの著作です。
3人のうち、2人もなくなってしまって・・・。 息子さんのこと、手放しで鼻高々です。 気持ちのよい家族、仲のよさがにじみでています。 息子さんどう成長されているのか、気になります。 |
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2017 12,18 10:29 |
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恩田陸さんですが、これもまた今までと毛色の違う作品です。
特殊な力をもった人間がいて テレパシーのようなことができたり者を浮かせたりできる・・ そういう人の住む地域もあり、研究もあるというものですが 発想の豊かさにおどろかされます。 けれども蜂蜜が一番よかったです。 |
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2017 12,18 10:27 |
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蜂蜜があまりによかったので、続けて恩田さんの作品が読みたくなりました。
これは原発で汚染皿田土地をロボットが清掃していく中で 人間との出会いなどが題材になっています。 ちょっとかわった話で映像になると又違うだろうが こんな世の中にならないようにと思います。 |
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2017 12,18 10:16 |
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吉野せいさんの著作です。
まずしい開墾者夫婦ですが、おくさんの書き綴った日記の一部です。 特におさなくして亡くなった梨花さんの項は、あとがきで清水眞砂子さんが 書いておられるとおり、こんなに悲しい子供をなくした 描写があるかと言うほど胸をうたれ、いたたまれなくなります。 優秀な「洟をたらした神」の長男は徴兵のあと 無事にかえってきてくれていたのか気になります。 |
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2017 12,04 08:56 |
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恩田陸さん作です。
蜂蜜と遠雷がよかったので恩田さんの作品を図書館で数冊リクエストしました。 これが絵本だったのでびっくりしました。 引っ越してきたところで友達ができたのですが、他の人にはみえない おばけたちでした。 隣の犬だけがわかっていてよく吠えています。 |
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2017 12,03 18:23 |
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イノセントアイズ制作 竜雷太特別出演の小さな劇場での映画です。
2時間があっという間のなかなか興味深い映画でした。 両親に幼い頃に自殺をされひとりぼっちで、親を許せない主人公が 寺に入り住職の母親の違う別々の人生を歩んでいる4人をつれてきて 共同生活を始めます。 住職が亡くなり、自分たちが兄弟とわかります。 主人公はひとりぼっちだったので、彼らにはまた 元の借金や不安の生活にもどそうとしますが 最後はお互いに打ち解けるようになります。 |
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2017 11,27 21:48 |
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恩田陸さんです。
随分待たされて図書館でやっと借りられました。 久しぶりに小説に浸かった、二日間で読んでしまいました。 他の事がしたくなくなる魅力です。 あーちゃんとまーちゃんの出会いはとても素敵でテレビドラマをみているようでした。 塵くんの練習するピアノがないのにすばらしい耳と、タイトルの蜂蜜からくる 彼の親の職業。巨匠と、遠縁の彼とはどうやって出会ったのか、書いてあると持ってよかったと 思います。 コンクールの結果が先に本の最後で見られて(勝手にみたのですが)それも 納得の結果でした。 さわやかな読後感です。 |
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2017 11,24 11:58 |
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医学博士 松原英多さんの著作です。
ガンに負けない体の、和田屋の話を聞き、いかに野菜が大事か、牛乳や動物たんぱく質はよくないかとのあとで、肉をたべよう、ブドウ糖が必要な脳の為にしっかり三食たべようというのをきき、少しホッとしました。 揺れる電車で発つことが大事。 人間は動物で、動物は動くものとかく、動かない時間がながいほど、体が衰えるというのも 納得でした。 |
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2017 11,17 07:49 |
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ジョン・ウイリアムズ著 東江一紀訳です。
農家の息子ストーナーは大学に進んだあと家に戻る予定でしたが 英文学に目覚めそのまま大学の先生への道を進みます。 意中の女性とも結婚しますが、結婚後は女性は理想とはほどとおく 大学でもまじめな彼は、つらい仕打ちを受けます。 やっと見いだした恋愛もじゃまをされ、 一人娘は妊娠して遠くにいってしまいます。 最後はガンでなくなりますが 平凡な男性のあまり幸せでない生活が身に迫ってきます。 一時期でも素敵な女性と出会え、その後、彼女が その地を追い出されても活躍している事がつたわってきたのが 彼にも読んでいる者にも救いかなと思いました。 |
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2017 11,15 08:24 |
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大橋弘祐さんがお金のプロの山崎元さんに質問というかたちで
かわいい絵とともに勧められていきます。 とてもわかりやすいです。 銀行、保険会社でお金をふやすことはできない。ネットの証券会社でということ。 そのやり方も全部のっています。 NISAも入るように書いてあります。 |
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2017 10,29 09:08 |
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美しいブリジッドフォンダーとニコラスケイジのハッピーエンド映画です。
宝くじがあたったことで今までもおかしかった夫婦がますますおかしくなり それと平行して赤の他人に当たったら半分あげるといったことで 仲良くなっていきます。 最後にカメラマンの取材で、貧乏になった2人に寄付があつまります。 明るくたのしく、本当に「降る夢」でした。 |
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2017 10,29 09:06 |
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ダイアンキートンらの主演映画のDVDです。
おじいちゃん、おばあちゃん、娘ふたりと息子、孫・・・クリスマスにあつまることになっているのですが、それまでの、出来事です。離婚間際の娘夫婦や、認知のおばあちゃん、 独身娘の警察騒動・・・どうつながっていくのかなとおもうのですが 最後にみごとにひとつになりハッピーエンドでほっとします。 |
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2017 10,24 22:00 |
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清武英利さんの著作です。
立命、読売新聞からノンフィクション作家になった清武氏の真実に基づく税金対策で シンガポールに移住する人たちや、その金銭にまつまるものです。 税金を払って普通にいきるほうが、充実しているでしょう。 きちんとした格好をして人のまっている会社にいくという 普通の生活が、張り合いがあるというのが印象に残ります。 |
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