2024 12,16 07:28 |
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垣谷美雨さんです。
これは偶然図書館でみつけて、垣谷さんなら、と思いかりたのですが、 津波の恐ろしい話が次々のそのときに遭遇した人の話ででてきて もうびっくりで暗くて大変で、思っていたのと違う、とびっくりしました。 でも、いつもの垣谷さんの文章にひかれてまた読み進むと 次々いろいろな人がかたっているのではなくて、3人が順番に語っています。 乳飲み子をかかえてご主人が津波でなくなり、いやらしい舅と義兄と一緒にひなんした 白雪姫のようなかれんな遠乃。 離婚して小学生の息子と母親と居酒屋をやっている渚。そして、ぐうたら亭主にこまっていてその亭主も死んだと思っていたのに生きていてショックの福子。 福子は水につかりながら偶然たすけられ、そこで、又少年をたすけ、それが渚の息子で この3人がだんだん仲良くなり、最後には、福子の息子の嫁の亡くなった親の東京に 共同ですむことになります。 もう一度関係がわかってからよみたくなる、で、よんでしまっています。 やっぱり美雨さんはハッピーエンドで又読みたくなる本です。 それにしてもこういう非常のときもばかな男がいること、そして、白雪姫をまもれた 少年(一人でトイレにいったのを、母親をつついてついてき、気が付いた福子もあとをおって 強姦からまもれた)は立派です。 母をさがして学校からとびだし、そのときに先生は必死でとめたのに しらない母はなんでいかせたと先生をひっぱたいてしまいます。 人間の心理も美雨さんの筆でとてもつたわってきました。 地震も津波もおこりませんように。 PR |
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