2011 08,09 20:47 |
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宮本輝の宗教っぽい話が全くでてこない、青春小説です。 まぶしくて、ひたむきで、純情な男子大学生徒と、女子大生はしたたかで美しい・・・。 テニスのリアルな試合は作者が4年間どれだけ、夢中になったかがよくわかり 特にテニスを知る人にはもっと楽しく読めるだろうなと思います。 ハッピーエンドで終わって欲しいと期待しましたが、余韻をたっぷり残して終わりました。 ただ、病をかかえ、いつもおびえていた安斎君は、悲しい私の予感どおりになり、残念です。 宮本さん自身があとがきに書いているように、彼らはいつまでも若いままで、 いつまでも私は彼らを愛している・・・。 青春を、昨日のことのように、ひきよせてくれた「青が散る」に感謝です。 PR |
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