2011 08,08 07:37 |
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2010年7月の宮本輝の書きおろしの小説です。
上下にわかれていて、上を読んでから図書館から下が届くまで、どんなに待ち遠しかったか・・・。 3千枚の金貨がうまっている桜を探して、40代の3人の男が夢中になるのですが 埋めた本人の人生が濃密でこんな一生を考えた作者にまたしても、感服です。 複雑に生きた金貨の持ち主と、男のロマンのように、その場所探しに一致団結する 仲間、そして、金貨があるかどうかはともかく、女性を交えて4人でその 桜のある家を手にいれた彼らが羨ましいです。 そんな山静かな別荘があるだけで、人生がふくらみそうです。 「お金はコツコツ働いて自分で稼ぐもの」というような一節は、うなずきながら読みました。 PR |
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