2018 01,28 17:56 |
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医師の長尾和宏氏と、役人の近藤誠氏の往復書簡の形をとっています。
家族がぼけて相談にくる。 でも、ぼけている本人はにこにこしている。 困っているのは家族で本人ではない。 ぼけた親が一晩中、歌をうたって眠れないと いう。 睡眠薬を処方する。親にではなく、家族に。 歌っている親は何もこまっていないので。 ホームで、ちゃらくて、技術もうとく 役に立たない介護士がいた。困りはてて あのお風呂嫌いのおばあちゃんを入浴させられたら 首にしないと話した。 介護士は、おばあちゃんと2人で裸になって 一緒にお風呂に入ってしまった。 そしておばあちゃんが介護士の背中をあらった。 まわりはおばあちゃんにそんな力があるのにおどろいた。 お風呂からあがって2人でビールを飲んでいる。 おばあちゃんのおごりで。 先によっぱらった介護士を、おばあちゃんが ねかしつけて介護していた。 これだけのはなしで、どうやってお風呂にはいることになったのかは 書いていないのですが「僕はお風呂がきらいだ。 でもおばあちゃんが背中をあらってくれるのなら、はいる」とでも いったのでしょうか。 昨日の事もわすれるぼけたひとでも海外旅行も一緒に行っている人もいる。 昨日の観光地はわすれても、一緒にいってたのしかったという 記憶だけは残るので充分だろうとのこと。 目から鱗の色々でした。 PR |
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