2023 09,10 06:47 |
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凪良ゆうさんです。
「そしてバトンはわたされた」のように、複雑というか、他人同士の家族です。 そして、やはり、みんないい人です。 小学生の百音(もね)は、5歳で両親を事故でなくし、 母親の元のだんなであった統理(とうり)とくらすようになる。 とうりは、翻訳業をしながら、マンションの上にある神社を管理している。 もともと神主だった父親からひきついだもので。 そこに同級生の路有(ろう)が移り住んで隣の部屋にいる、 ろうは、ゲイで、同居していた恋人(男)に捨てられ(女と結婚すると) ぼろぼろになってやってきてからの、付き合いになった。 3人のそれぞれを尊重した生活があり、そこに、同じマンションにいた ひとがからんでいく。事故でなくなった弟と、亡くなった兄の彼女だった桃子。 もう20年以上たつが、今もわすれられないでいる。一方弟は 仕事のハードさで鬱になりかえってきて、偶然出会う。 みんながいいひとで、まっすぐに生きていて、最後まで気持ちの良い本だった。 ただひとつ、偶然きいた両親の会話(うちの青年の親)や、 とうりがいない時に、朝ごはんの失敗を隠そうとしてばれてないとおもっていると もねと、ろうが話している、二回も偶然きいたというのが出てくるのはちょっと素人っぽいとおもってしまった・・。 でも、後味もよくて、この人の本、もっと読みたい。 PR |
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