2022 06,30 00:43 |
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けっこんしませんもそうだったが、この垣谷美雨さんの小説はタイトルが
内容よりも劣っています。 結婚も、子そだて卒業も、この運転も、内容はもっともっと濃くて広いのに タイトル通りかと思ってしまいます。 この本も最初から一気に引き込まれます。 都会の一人っ子で塾通い、夫婦は共稼ぎで食事をつくるひまもない。でもあたりまえの 生活です。 そこに、父親の田舎でくらしている両親のも元を、息子といき、息子がのびのびすること、よくしゃべること、父の車に傷があることなどから、話がすすみます。 親の人身事故で田舎にすんでいられなくなった友達、そして親を都会によびよせてみたが 認知症になりそうなくらい、とじこもっていたこと、田舎で移動スーパーの車が人気なのできてほしいと両親にかわって連絡すると、無理だ人手がない、といわれたこと。 そしてそのことわった相手が昔の同級生だったことから、仲間が集まって話がひろがります。 移動スーパーにのせてもらい、自分もやろうかとおもったとき、妻の病気の父親が 商売は面白い、今のサラリーマンも転職も後悔するけれど、好きにしたほうがいいというようなことをいってくれたこと、 色々と話がすすみ、とうとう、都会の進学校にいた息子も田舎の農業高校に転校します。母親は一人で都会でくらしています。でもみんな明るく前をむいています。 垣谷さんの小説はどれも最後がかがやいているのが気持ちがいいです。 次々と素敵な登場人物にであえ、本当にありがたいです。 PR |
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